お引き渡しに思うこと・・・
(旧)ブログ、休載中は一応せっせと働いていました(当たり前です)。実施設計案件が、ようやく片づいたのが5月の中頃。それまでは『Sg』の竣工に引き続いての、工事完成物件があり、バタバタの状態でした。
お陰様で無事お引き渡しも完了し、これまたクライアントさんにも大変喜んでいただきホッと一安心。その上で、竣工後には食事のお招きにまであづかり・・・
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先日は、アーキスタジオのみなさんに出席していただき、華やいだ席になりました。ありがとうございました。
話は変わりますが、ここのところ訪問客のみなさんに眺めの良さだけではなく、落ち着く家だと言って頂けることが何よりうれしいことです。
また皆さんで是非遊びにいらしてください。
お待ちしています。
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などと、申されてしまっては・・・・・・・感謝感激雨霰の気持ちで一杯です。
それと建設会社の皆さんにも感謝、感謝です。そう言えば・・・この間、アーキスタジオの造園やってもらっている新村氏のブログにこんな記事書いてもらっちゃっていました・・・有り難うございます。
まぁ、毎度毎度「お引き渡し」に際して思うんですが・・・
設計者が、どんなに優れた建築を考えて、それをCGや図面 にどんなに美しく表現しても、実際に「建築」として完成できなければただの「絵に描いた餅」です。そのCGや図面 をもとに施工・完成して初めて「建築」になります。
建築を施工するという行為には、重大な社会的責任と現場での膨大な作業が伴います。設計者としては、自分の考えた建築が実際にできあがることには大変な喜びを感じますが、それも暑い日も寒い日も黙々と現場仕事をしてくださる建設会社の皆さんの力なくしてはその喜びもありえないってものです。
この写真の庭は、クライアントさんの御要望さんで、クライアントさん曰く『ナンチャッテ有馬温泉の庭』というコンセプト。新村氏の手掛けた、二階レベルにあるお風呂に面した箱庭です。クライアントさんは、お風呂のスグ脇に面した庭をお風呂に浸かりながら愛でる日々、『ナンチャッテ有馬温泉』気分を愉しんでいらっしゃるそうです。
そんなこんなで、コチラにお宅がメデタク竣工した暁の5月、こちらのお宅をご覧になった御近所に建築予定の(新規)お客さんが、早速、建設会社さんに問い合わせがあり、そりゃあよかったよかった、の気分の今日この頃です。
只今、ウチの事務所では引き続きitoの担当で、実施設計中の住宅が一件(→右カラムのCGの一番上)着々と進行中です。その他、新規案件の住宅が数件、といったところ、お陰様の一言に尽きる気分の昨今です。