家事育児と住宅設計と・・・
最近の計画案など・・・チーフスタッフのitoによる計画案。
itoも家に帰れば、子煩悩で育児やら家事やらこなす一家の主。彼はもともと結婚以前から・・・「掃除&後片づけ」が特技、掃除の腕前は天下一品、保証付きです。そこで、アーキスタジオでは掃除&後片づけが苦手なクライアントさんへの出張お掃除サービスも鋭意検討中、但し有償にて、です。ついでに、、、料理担当は私。
そんなitoも最近は子育てが愉しいらしい。おかげでitoがつくるプランは、以前よりも家事・育児などの生活の利便性が、しっかりと考えられた住宅のプランになってきている。住宅の設計屋としては、当たり前のことかもしれないが・・・。
巷の建築専門雑誌で扱われている「建築作品」みると・・・
『これ、この家で一体どうやって子育てするんじゃい?、どうやって家具レイアウトするんかいなぁ?、どうやって料理するんかいなぁ〜家では料理しないってことかぁ?・・・』
っていうのが、よくあったりする。
いくらカッコ良くても、こんなの設計しちゃあダメだぁ!とは・・・ウチのスタッフに口酸っぱく言う常套句。
そう言う意味では、我々、住宅の設計屋としては、やっぱ「家事・育児・掃除&後片づけ・飯炊き」がひと通りこなせるようになるのも修業のうち。
あと、ウチの作品は、設計の初期段階から一貫して、建築のプランニングと一体で植栽・造園計画をイメージするように心掛けています。その敷地のもつ特徴(高低差とか、敷地から望む風景とか空とか・・・)を活かしながら建築を配置して、敷地全体をデザインコントロールします。建築が直線的なミニマルデザインであるから、植栽計画がより重要になってきます。柔らかな植栽の樹形が、シャープな建築の形態をより一層引き立てます。不思議なもので、どんなに狭い中庭のポケット空間でも、頃合いの良い植栽の配置でその空間に拡がりを感ずるようになるものです。如何でしょうか・・・。