新緑麗しい季節、ハナミズキの可憐な花も咲き始めて・・・心傷める震災報道が続く日々でも、少しばかり気持ちが安らぎます。

ウチでは現場監理物件が、RC造の住宅が二件と鉄骨造の住宅が一件、近々着工の木造住宅が一件、と着々と進行中。ウチの現場では「資材不足」のハナシは・・・震災直後の一時、塩ビ系の建材なんかで「入荷不明」なんてハナシもあるにはありましたが・・・それもここにきて全て解決、問題ナシです。建材資材不足のハナシは、震災直後に出回った直後の2〜3週間ぐらいまでだったようです。そりゃあそうだわ、この先まで資材建材不足が続くような事態になれば、世の中の中小工務店建設会社さん、みな危機に瀕してしまいます。自明の理だから、建材メーカー工場だって全力挙げて生産復旧できるよう頑張るわなぁ。それこそ、海外の震災報道で絶賛されたされた日本人の「誠実・秩序・謹み+責任感」だからこそのなせるワザです。

久々の鉄骨造の現場。各階スキップフロアーの空間構成になっていて、ややこやしい骨組みになっています。現場では「職人泣かせだぜぇ!」って嘆かれる。設計屋としちゃあ、敷地条件勘案しつつ、少しでも「使いやすくて〜美しくって〜強く」っていう思い込めて設計コキコキした結果が・・・1階〜中2階〜2階と半階づつスキップしたフロアー構成の室内空間になった、ってワケだ。

設計っていう作業は、まるで五元連立方程式を解いていくようなモンです。

・安全な建物構造にする方程式
・居住環境=快適性を高める方程式
・少しでも使いやすくするための方程式
・より美しくするための方程式
・ムダなコストカットのための方程式

これらの方程式を、クライアントさんの御要望を叶えつつ同時に解くのが「設計」なんです。全ての方程式に「完璧な答」を満たすのは至難のワザ。世の中「完璧な答」っていうのはあり得ない、、、。設計の過程では、それぞれの方程式が密接に相克していて、アッチたてりゃあコッチたたず、ならばエイヤァでこうやればどうだぁ?・・・あら、デキタ!?一歩進んで二歩下り→三歩進めた!ってことの繰り返し。設計屋が悪戦苦闘する中、方程式の優先順位や重みの配分をクライアントさんと相談して、クライアントさんと設計屋が共同して設計の解答を導き出していくモンです。その過程では、クライアントさんにとっても設計者である我々にとっても「妥協」が必要な場合があるのも現実です。一方、優先順位や重みの配分を間違えたり、充分な追求をしないまま妥協に走ってしまったら・・・・クライントさんの理解が得られないのも世の常です。

そんなこんなで・・・最近の計画設計の御紹介。

愛知県名古屋市の建築設計事務所,デザイナーズ住宅・コートハウスの設計
最近のProjecrから・・・写真クリックで、手動スライドショーになります。

コレまた懲りずに、スキップフロアー構成のリビングダイニングの計画案、家の中いろんなところから敷地周囲の緑や青空が見えたり、と愉しくも、めぐるめく?空間構成の住宅です。

新緑うるわしき日々、つまらん自粛などせずに元気だして精一杯働いて〜おおいに消費活動して日本全国盛り上げて!〜精一杯税金払って!?ナンチャッテ、、、、元気にいきましょう。

名古屋の建築設計事務所スタッフのブログ/ほめれば伸びるタイプなの。

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