京都 古今 その1
うっすら色づく紅葉と、古今の建築をみに京都へ行ってきました。
京都国立博物館 平成知新館 / 谷口吉生 氏
対面する敷地の南大門から続く、エントランスまでのアプローチの軸線を通り抜け、
収蔵品を守る為にプロテクトされた各展示室への動線は、
居場所を見失わないように、光に満たされた吹き抜けのホールを介す構成になっています。
2階までいくと、ホールを介して、京都の街並と紅葉が見渡せます。
谷口氏の建築は、垂直水平が特に美しいです。
外にある水が、建築の垂直水平を更に引き立てています。
歩きながら見ていると、垂直水平の線がどこもかしこも見えてきます。
柱、壁、屋根、開口部、素材の割り付け、素材が変わる箇所などなどまで。
それらの線と線がつながる訳ですが
なんと、
吹き抜けを貫通する2階ブリッジのフローリングの割り付け目地が、
3階のフローリングの目地と階を跨いで同位置で繋がっていました。
垂直水平の構成を、それほどまでに一貫している事に感銘を受けた建築となりました。
tabata
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