新作です・・・
たまには、建築ネタをかきます。
最近、完成しました『Kc-residence』。名古屋市内某所に建つRC造3階建て住宅です。担当はスタッフのito。
数あるアーキスタジオ建築作品の中でも珠玉の出え?、と言ってしまってはスタッフの褒め過ぎおだてすぎか・・・うちのスタッフブログ(←だ〜れもサッパリ更新しようとしない、困ったモンだ)じゃあないが「ほめれば伸びるタイプなの。(←裏タイトル=××もおだてりゃあ木に登る。)」って言うほど、itoを褒めた覚えはない・・・どちらかと言えば、ウチの歴代スタッフの中じゃ、一番キツ〜ク絞った口だ。
余談はさておき・・・オープンガレージ越しに中庭はさんで、リビングと屋上庭園が相対する構成。中二階があるスキップフロアー構成の三階建てで、外部空間も内部空間変化に富み、面白い空間構成になっています。itoが考案する空間構成は、なんだか複雑っぽい、と思ったりする。BOSSからみると、ちと気張りすぎ?なような気もする、が・・・それはそれでよし、だ。BOSSの考案する空間構成とは違って、よかろうじゃないか。おかげで、アーキスタジオ作品のバリエーションも拡がり、結構毛だらけ、だ。
↑写真クリックで、手動スライドショーになります(写真はCGではありません、現ナマ写真です、念のため)。
今回の作品では、比較的色んな素材を採用しています。ちょくちょくやる、杉板型枠のコンクリート打ち放し仕上、今回は、杉板の”浮造り”型枠を採用したもので、杉板の木目が際立っていてグッドです。ピンコロ石舗装に、能登桧葉板張りの軒天井、十和田石張りの浴室などなど・・・。これらの素材、日本では1960年代頃の名建築と呼ばれた建物に頻繁に採用されていたものばかり。今どきの経済効率最優先の建材やニセモノ新建材にはない暖かみのある質感が魅力的、アーキスタジオ作品のような、真っ白系建築にもベストマッチです。
まぁ、それにしても今年の夏の暑かったこと(未だに暑いったらありゃあしない)。現場監督さん始め現場の皆さん、本当にお疲れサンでした。この『Kc-residennce』も無事完成して、お陰様でクライアントさんには大好評です。
なによりも、この建築のチャンスをいただきました御施主様には感謝するばかりです、有り難うございました。