いきなりですが、チョイとカタイ話など・・・

昨今の遅々として進まぬ震災復興政策や原発・エネルギー方針やらTPPやら・・・特にTPPに関することは、すでにEUやアメリカとFTAを結んでしまっているお隣の韓国とは大違い。お互いに輸出立国でありながらも、農林水産業保護の問題を抱える日本と韓国、日本は韓国から周回遅れの感を否めません。韓国の政界事情が日本とは異なるかららしいのですが・・・。

相も変わらぬ牛歩のような政治状況にイライラが募るばかり。党内の意見がまるでバラバラでいい加減な民主党、自分達の政権復帰に躍起になるばかりで何一つ建設的な協議もしようとしない自民党・・・なんでこうもやることが遅いのか、日本の政治。

私の過去Blogで書いていたのが「日本の社会はリスクを取る文化に欠ける」というお話。当時は小泉政権の時代、良くも悪くもあった小泉サンの時代、少なくとも今の民主党政権よりはモノゴトがダイナミックに変わっていく期待感を抱かせ続けてくれました。

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【2003.06.24・・・No.32 回鍋肉・・・】

たまにはちょっとカタイ話。

最近の国会「イラク法案」に絡んだ話題でアメリカの某高官が「日本の社会はリスクを取る文化に欠ける」といった指摘を、最近の新聞で読んだ。ごもっともという感じがする。日頃設計という仕事の関係で建材メーカーやゼネコン、建築関係行政の立場の人達とケンケンガクガクと言い争うことが多い。

外国からみた代表的な日本人社会が、彼ら大企業や役人だとすると、「リスクを取るか取らないかの文化」以前に「いかにして自分の責任を回避するか?の文化」といった方が正しいように思ってしまう。なにか困難な事象があったとすると「いかにしてどう解決するか?」ということよりも「あらゆる責任の問われ方を思い浮かべ、言い逃れを瞬時に用意する能力に長けている日本人社会」のような気がする。

ウチの事務所ではスタッフの子が役所へ確認申請もっていって、役人に言われるまま「はぁ、そうですか、だめですかぁ・・・」なんて返事して、役人に言われるがまま書類訂正してこようものならば大変だ・・・・BOSSには大目玉で怒られるし、BOSSもイキリたって役所に噛み付いてしまう。

これがまた、おかしなことにBOSSが役所に「なんでダメなんだだぁ!○○で、ああだ、こうだがやぁ!!」って言うと(言い返すと)、その役人もすぅ~と引いて、こちらの当初からの言い分がぜ~んぶ通ってしまう・・・じゃあ、その役人の「最初の言い分は何だったのぉ?」なんてことが、ある。

最近(2003年の頃)Asahi.comで安藤忠雄が言っていたことが面白い・・・・・・

『仕事する時は居眠りできるような中途半端な走り方では駄目、車でいえば時速60キロ程度では油断が生まる。120キロとか150キロとかの、どう見てもスピードオーバーであるという速度、ぶつかったら終わる覚悟で走れ。周りは忠告するかもしれないが、突出するから必死な姿が見える。良い仕事をするぞ、と決心して、本気で前を行くからこそ人はついてくるもの。想像力を絞って前へ出る。明確な考えや強い意志は必ず仲間に伝わる。出る杭(くい)にならずに平穏にやり過ごそうという人間ばかりでは、もうこの国は萎えていくだけでしょう・・・・』。


今夜は中華「回鍋肉+中華スープ+ほうれんそうのおひたし」ちゃんこ番は@6ppei。実は中華つくるときは何故か@6ppeiが当番。早いハナシが「Cook Do」である。さすがに、事務所のコンロではまともな中華つくれない、という言い逃れ・・・・。

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