先日の、さる住宅での一年検査、お陰様でお客さん曰く「いやぁ〜快適快適・・・、家からでかけたくないますわぁ」なんてことおっしゃっていただき、感謝感激雨アラレ、ですが・・・・一年検査させていただく側としては、ちょいと心配の方が先立ったりもします。

一年検査は、工務店の担当者さんと一緒に「一年経って如何ですか?なにか不都合や不具合などございませんかぁ?」ってことで、お客さん宅にお邪魔して、諸々の点検させていただきます。
 
ちゃんと、真っ白い外壁は真っ白いままなのだろうか?雨漏りしていないか?・・・心配しはじめたらキリがありません。手塩にかけた我が子が嫁いでいるような心境です。

おかげさま、どのお宅も「真っ白い外壁は真っ白いまま」「雨漏り皆無」・・・・等々ホッとします。

設計させて頂いた私のほうも。これまでの経験値で「いかにして外壁汚さないディテール設計して、それを現場で確実に施工してもらうか?」、現場監理においても、足場外す直前まで外壁・屋根・笠木のチェックチェックで駆けずり廻って、その上で「局部的にでも雨垂れ汚れがつきやすいヶ所」や「風向きによっては雨が浸入しやすいヶ所」なんかを、徹底してチェック〜手直ししてもらっています。

 ただ・・・どうしても、室内建具に関しては「建具反り」からくる不具合が度々あります。こちらとしちゃあ、建具設計の際に反り止めの補強材入れるよう工夫したり(←のつもり・・・)、建具仕上材の選定にも注意を払ったり・・・と、毎度毎度設計仕様のバージョンアップを繰り返しています。その成果、不具合報告の頻度も徐々に少なくはなってきています。それでもいかんせん、私が設計する室内建具、殆どが天井高さ一杯のH=2400〜2600ぐらいの引戸が多いもので・・・不具合が発生しているような場合、建具屋さんに半日ほど入ってもらい、再度建て付け調整やら、反りの修正やらをやっていただいております。そのおかげ、その後は建具の不具合も落ち着くものです。

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