スタッフのyasuda君、今年の一級建築士試験にメデタク合格。おかげで、ウチの事務所もメンバー四人中、三人が一級建築士。例のアネハ事件以降、建築法が抜本改正され建築士の資格責任がやたらと重くなった昨今、ウチの事務所も一級建築士のスタッフが充実してきたことは、結構なことでござんす。

昔っから、よく先輩に言われたモンだ・・・

「一級建築士免許は足の裏のゴハン粒だ、とらなきゃあキモチ悪い・・・」って。

確かにそう思う、一級建築士の資格をもっていることと建築の設計ができることとは別 。一級建築士の資格もっていたところで「ちゃんとした建築の設計できない人」が多い、と思う。

でも設計屋稼業の世界、一級建築士もってなきゃあキモチ悪い。スタッフには「ちょっとでも早く一級建築士とれ!」とハッパかける。

ウチのようなアトリエ事務所では住宅設計がメインで仕事で身に付く技術・知識も限られる、、、されど「人様の住まい」をちゃ〜んと立派に設計するってことは一番難しくもある。日頃っから高層ビルやら公共施設ばっか設計している設計屋に、きめ細かに配慮され使い勝手良い住まいや住宅としてのスケール感覚が整った「人様の住まい」の設計ができるんかい?とは言いたいが・・・。ウチの事務所では、ちょっと法的に複雑なビル・施設の設計、大きな工場・倉庫建築なんかの仕事は稀だ。でもこういった仕事もこなせなければ一人前の設計屋にはなれない。

思うに、一級建築士の受験勉強するという意義は、資格得るために「日頃の仕事からは得られない建築技術の基礎知識を受験勉強の過程で身に付ける=日頃の設計業務でも必要な知識を身に付けるための個人的な勉強」ということではなかろうか。そのように思えば「足の裏のゴハン粒」とるための一級建築士の受験勉強というものも非有意義な時間ではあるはず。

名古屋の設計事務所,建築家,建築作品

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